合同会社と株式会社の違い

■株式会社は上場会社にも適用できる会社形態であり、投資家をはじめとする ステイクホルダーの利益を守るために、多くのルールが設定されています。これに対し、合同会社は特定の人々の繋がりによって成立する持分会社のため、運営ルールは自分たちの裁量で決定できます。

 

①大企業向きの株式会社


株式会社は、所有と経営が分離したモノ中心の会社で資本金が数百億円、売上高が数兆円といった大企業にも適用できる会社形態です。新株発行によって多くの投資家からの資金調達も可能です。株式会社の株式は売買可能ですから、経営者・従業員の意思と関係なく、会 社の所有権が第三者に移転することもあります。また、株主は経営者を追い出すこともできます。

つまり、株式会社は、お金次第で会社の所有権が移転したり、経営者が替わったりする事業組織なのです。株式会社では、会社の所有権・経営権が移転しても、会社を取り巻くステイクホルダーの権利が守られるように多くのルールが定められています。例えば、決算公告義務です。株式会社は毎年、会社の貸借対照表や損益計算書等を官報や新聞紙上などで公表しなければならない義務があります。また、その他にも、株式の発行や株主総会の開催などに関する細かいルールが定められています。

 

②制約が多い株式会社


出資額の比率の高い人が、経営に対して強い影響力をもつのが、株式会社の特徴です。株主総会において、出資比率に応じた議決権を持つからです。例えば、株式会社が他社から出資を受けた場合、出資した会社が経営・人事に口出しすることもあり得ます。また、株主から配当を多く要求されることもあります。所有と経営の分離があるために、経営の自由度が奪われる側面もあるわけです。極端な話をするならば、第三者に株式を買い占められて、会社を乗っ取られるというリスクも存在します。

 

③何かと自由な合同会社


いろいろと制約のある株式会社と比べて、合同会社は自由度の高い経営が可能です。たとえば、株式会社では出資比率の高い株主が会社に対する発言が強いのですが、合同会社の場合は、出資比率に関係なく議決権を定めることができ、出資比率が小さくても仕事に対する貢献度の高い人の議決権を大きくすることが可能となります。出資比率と利益配分の比率を変えることも可能ですから、出資額に関係なく、仕事への貢献度の高い人に多くの利益を分配することもできます。

さらに、会社機関の自由度も高く、株式会社のように株主総会や取締役を定める必要はありません。それゆえ、経営の意思決定も速く、環境変化への対応も速い会社になれます。会社の所有と経営は一体化していますから、第三者の介入や会社を乗っ取られるリスクもありません。

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