取引金融機関の決定方法

① 金融機関の種類

■都市銀行

都市銀行は大都市に本店を構え、全国でサービスを展開している銀行のことです。通常、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3つを指します。

■ 地方銀行

地方銀行は各都道府県に本店を置き、各都道府県の地域経済(中堅企業・中小企業・個人)を主な対象としてサービスを展開している銀行のことです。サービス内容は概ね都市銀行と同じですが、その地域の情報収集力に強みがあります。

■ ネットバンク

インターネット銀行は、店舗をほとんど持つことなく、インターネットを通じてサービスを提供している銀行です。店舗を有していないため、人件費、店舗維持費等の経費が押さえられ、そのぶん預金利息が高く、手数料も低く魅力があります。個人の方を対象としている銀行が多く、法人口座には対応していない銀行もあります。

■ 信用金庫

中小企業、個人をメインに営業しており、会員になるにあたっては、営業区域内に在住している、営業区域内に会社がある等の条件があります。
預金はだれでもできますが、貸し付けの対象は、通常は会員のみとなっています。銀行に比べれば小規模ですが、個性的なサービスときめ細やかな対応がポイントです。地域の情報提供力もあります。都市銀行と比べると審査は通りやすいのですが、金そのぶん金利は割高です。

■ 信用組合

組合員の経済的地位向上を目的としている非営利の金融機関のことです。
通常、預金も貸し付けも組合員に限定されます。組合員になるための条件は、営業区域内に在住していること、営業区域内の中小企業の事業所所有者ならびに在勤者、およびその親族の方々であることです。他の金融機関に比べ、審査は通りやすいですが、そのぶん金利は割高です。

②金融機関の選び方

■ 法人なりの場合

法人なりの場合は、個人事業の時から取引のある金融機関をそのままメインの金融機関とするのがいいでしょう。いままで対応してくれた人と付き合いがあることや取引実績があることが、今後にも活かされます。

■ 利便性の観点から

ここにしようという金融機関が特にない場合は、近くが便利だからという発想もありでしょう。日々、入出金等の手続きが頻繁なら、近くに支店があるほうが便利です。福岡においては、やはり福岡銀行や西日本シティ銀行は支店が多く、利便性の観点から見れば、有力な選択肢といえます。

■ ネットバンキングサービスの観点から

ネットバンクの便利なところは、店舗に行かなくてもいいことや手数料が安いところです。これと近いことを都市銀行、地方銀行も「ネットバンキング」というサービスで行っています。ネットバンキングができると夜間・休日の振込も可能で、店舗に行く必要もなく利便性が高いです。

■ サービスの観点から

担当者が親身になって、相談にのってくれ、細やかな対応をしてくれるという点においては、信用金庫、信用組合がいいでしょう。都市銀行は大企業を対象としており、地方銀行はある程度の規模、実績のあるところを対象にしているため、どちらも創業者に対してはあまりお勧めできません。

■ 管理面の観点から

口座開設する金融機関の数ですが、創業時は1つの金融機関に口座開設しておけば十分でしょう。事業をスタートするときは、経理専門のスタッフもいない場合が多く、多くの金融機関と取引を管理するのは、煩雑でたいへんだと思われます。まずは、1行と取引しましょう。そうすれば、入金 出金の管理も預金残高も把握しやすく経理上の手間がかかりません。取引量が増加や、会社の規模の増大に応じて、取引する金融機関の数を増やしていくようにしましょう。

■ 融資の観点から

融資の観点から金融機関を考えると、常日頃の資金管理は融資を依頼する 金融機関に集中させたほうがいいでしょう。一つの金融機関に、売上の入金、仕入れの代金、給料、家賃、水光熱費等の日々発生する入出金を集中させることによって、融資銀行の担当者も会社の状況を把握しやすくなり、信頼関係も深まり、融資の審査が通りやすくなります。

■ 総合的な観点から

総合的に判断すると、創業時は信用金庫、信用組合のどちらかの1行を取引する金融機関に定め、取引を集中させることで信頼を勝ち取り、会社の成長に応じて、取引する金融機関を拡大するのがいいでしょう。

問合せボタン



※当サイトに掲載されている情報には万全を期していますが、 法律の改正その他の原因により当サイトの情報を利用することによって生じた損害に対して一切の責を負うものではありません。 情報の利用に関しましては全て最終自己責任で行って頂くようお願いします。

Copyright(c) 会社設立サポートセンター All Rights Reserved.