合同会社とはどんなものか
①会社法に定められた新「会社形態」
合同会社は2006年5月に施行された「会社法」に新しく定められた会社形態です。(英語では、Limited Liability Company、略してLLC)LLCという会社形態はアメリカで生まれたものです。アメリカにはCorporation(株式会社)、Partnership(組合組織)等の会社形態が存在しますが、LLCはCorporationとPartnershipの中間的な位置づけとして存在します。比較的小規模な会社に向いています。Limited Liability Companyは、そのまま訳すと「有限責任会社」となりますが、日本には「有限会社」という会社形態がありました。LLCと有限会社は似たような位置づけといえるでしょう。
②有限会社から合同会社へ
日本における有限会社は「有限会社法」という法律で規定されていた会社形態です。しかし、2006年の会社法施行により、有限会社が廃止され、有限会社の設立は不可能となりました。そのかわりに定められた会社形態が。「合同会社(LLC)」です。おおまかにいうと、合同会社は有限会社と同様の位にあり、株式会社よりも簡便な会社といえるでしょう。
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