会社の有給休暇
■年次有給休暇
○有給休暇付与の要件
次の要件を満たす会社の従業員に対して10日以上の有給休暇を付与しなければなりません。
①入社後6ヶ月継続勤務をしている。
②その期間の全労働日の8割以上出勤している。
○有給休暇を取得した日の賃金はどうなるのか
有給休暇を取得した日の賃金は、通常の労働時間を労働した場合と同じ額を支払うのが通常です。会社が月給制ならば、休んだ日の分も減額せずにそのままの月額を支払います。会社が時給制の場合も、その日の所定労働時間分の賃金を支払います。
■有給休暇は従業員の希望日に
○時季指定権とは何か
有給休暇とは、原則、会社の従業員が「この日に休みたい!」と言った日に与えなくてはいけません。これを「時季指定権」といいます。
どうしても従業員が指定した日に休まれると困るといった場合には、その日を変更することができます。これを「時季変更権」といいます。しかし単に忙 しいからという理由では変更できません。その日にその従業員がいないと会社が倒産するというくらい重い理由でなければ認められません。
←「会社の法定労働時間と所定労働時間」前の記事へ 次の記事へ「会社の休日と休暇」→
※当サイトに掲載されている情報には万全を期していますが、 法律の改正その他の原因により当サイトの情報を利用することによって生じた損害に対して一切の責を負うものではありません。 情報の利用に関しましては全て最終自己責任で行って頂くようお願いします。